おすすめのリフォーム方法は？内壁リフォームの種類や壁材をご紹介

定期的に掃除をしていても、長く住み続けると壁の汚れが気になり始めます。家の中をリフレッシュするために、内壁リフォームをお考えの方もおられるでしょう。しかし、内壁リフォームは汚れた壁をリフレッシュするためだけに行うものではありません。利便性を高めるための内壁リフォームもあります。ここでは、内壁リフォームの種類や壁材について詳しくご紹介します。

1. 内壁リフォームの種類

内壁リフォームの種類は、次の4つです。

1-1. 壁の撤去

壁の撤去のリフォームは、部屋を広く使ったり、部屋の雰囲気を変えたりするために行われます。区切られていた空間を、壁を撤去することで開放感のある1つの空間にし、広く使えるようにします。子どもが巣立って使わなくなった部屋を、隣接する部屋とつなげる、リビングと応接間の壁を取り払い広いリビングに作り替えるなど、ライフスタイルに合わせた施工が可能です。ただし、構造壁は撤去できないため、すべての壁が撤去できるわけではありません。コンセントが近い場合は、電気系の工事も必要です。

1-2. 壁の増設

壁の増設は、部屋の中に壁で仕切りを作り2つのスペースに区切るリフォームです。兄弟で使っていた子ども部屋を、壁で仕切って一人ひとりのスペースに分けるなどの施工ができます。また、壁で区切るのではなくカーテンや引き戸などで区切ることで、普段は大部屋として使用し、必要な時だけ区切るという使い方ができるようになります。目的に合わせて区切るのが良いでしょう。

1-3. 壁面収納にする

壁面を収納にするというリフォーム方法もあります。家族が多く収納スペースの足りない場合は、壁を壁面収納に変えて収納を増設することが可能です。デッドスペースを有効活用できます。

1-4. 壁紙を変える

壁紙を変えるリフォームは、部屋の雰囲気をリフレッシュできます。経年劣化で汚れた壁を変えるだけで、大きなイメージチェンジが可能です。壁紙によって高級感を出したり、ポップな印象にしたりと、簡単に印象を変えられます。壁紙以外にも、ペンキを塗ったりタイルを貼ったり、塗り壁にしたりなど、いろいろな選択肢があります。

2. 壁紙と塗り壁の違い

壁のリフォームを行う際に、壁紙化塗り壁かで迷う方が多いようです。壁紙と塗り壁の違いは、以下のようになります。

2-1. 壁紙の特徴

壁紙による内壁リフォームは、接着剤で内壁下地材の表面に貼り付けるという工法です。壁紙のデザインはもちろん、素材の種類も多く、イメージに合った壁紙を探しやすいのがメリットです。施工も簡単で、料金が安いのもメリットになります。ただし、壁紙の種類によっては汚れが付きやすかったり、劣化しやすかったりします。

2-2. 塗り壁の特徴

塗る壁による内壁リフォームは、自然素材を使っているため環境にやさしいのが特徴です。調湿効果や消臭効果、断熱効果などさまざまな機能があり、仕上げ方によりニュアンスを変えられます。ただし、コストが高く、仕上がりの良し悪しは職人の技術によるところが大きくなります。そのため、施工実績の豊富な業者に依頼することが大切です。

3. 壁材の種類

壁材にはさまざまな種類があり、仕上がりの印象も大きく変わります。壁紙と塗り壁、それぞれの壁材の種類を見てみましょう。

3-1. 壁紙の種類

壁紙の種類は、塩化ビニールと紙、布の大きく3種類に分けられます。塩化ビニールは、壁紙においてもっとも一般的な素材で、カラーバリエーションやデザインが豊富です。お手入れもしやすく、リーズナブルにリフォームできますが、通気性や調湿性が低く結露やカビが発生しやすいこともあります。紙はプリント加工やエンボス加工された壁紙で、華やかなデザインのものが豊富です。布は綿や麻、合成繊維などさまざまな素材のものがあり、高級感のある仕上がりになります。ただし、ホコリを吸着しやすくコストも高めです。

3-2. 塗り壁の種類

塗り壁の種類も、壁紙の劣らず豊富です。代表的なものとしては、珪藻土や漆喰、プラスターなどがあげられます。珪藻土は調質性や消臭性が高く、ゆず肌と呼ばれるざらっとした仕上がりになるのが特徴です。ただし、汚れやすく掃除がしにくいという面もあります。漆喰は、耐久性が高くメンテナンスの必要のないのが特徴です。防カビ・抗菌効果があるほか、防音性や耐火性にも優れています。プラスターは亀裂が生じにくく、耐火性の高いのが特徴です。速乾性で、工期が短いのも利点です。

4. まとめ