窓のリフォームで何が変わる？

窓のリフォームで何が変わる？改善できることやリフォームの種類をご紹介 騒音が気になって眠れない、冷暖房の効きが悪いなど、毎日の生活の中で発生する小さな不都合は、窓のリフォームで改善できるケースがあります。窓のリフォームといっても色々な種類があり、目的に合わせて選ぶことが可能です。ここでは、窓のリフォームで改善できることや、リフォームの種類についても詳しくご紹介します。

1. 窓のリフォームで改善できること

窓のリフォームで改善できることは、次の4つがあげられます。

1-1. エネルギー効率の向上

窓のリフォームをすると、エネルギー効率を向上させることが可能です。断熱性の高い窓に交換することで、断熱効果が高まり夏はエアコンの効きが良くなります。また、冬は暖かい空気を外へ逃がさないため、部屋を暖かくキープできます。完全に熱を遮断できはしないものの、エネルギー効率を格段に上げられるでしょう。光熱費の節約にもなります。

1-2. 結露の防止

窓のリフォームをすると、結露を防ぐことが可能です。結露は、外気と室内の温度差が激しい時に発生しやすくなります。室内の暖かい空気が、外気に冷やされることで水滴になるのです。結露はカビの発生源となり、そのカビを餌とするダニの繁殖にもつながります。住宅の劣化を早めるほか、健康にも良くありません。二重窓にしたり、ガラスを交換したりすると、結露が発生しにくくなるでしょう。

1-3. 防音性の向上

線路や幹線道路に近い住宅は、車や電車の音が気になることがあります。騒音でテレビの音が聞こえなかったり、安眠できなかったりすることもあるでしょう。窓のリフォームをすると、防音性が向上して騒音のストレスを軽減することが可能です。また、楽器を演奏したい、家で思いっきりカラオケを楽しみたいという場合も、窓のリフォームで防音性を高めることで近所との騒音トラブルが防げます。

1-4. 防犯性の向上

窓のリフォームをすると、防犯性を向上にもつながります。多くの場合、空き巣の侵入経路は窓ですが、強化ガラスに交換して堅牢性を高めることで、空き巣の侵入を防げるでしょう。空き巣は、侵入するのに手間取る家よりも、簡単に侵入できる家をターゲットにすると言われています。窓を強固にすることで、空き巣のリスクを減らすことが可能です。

2. 窓リフォームの種類

代表的な窓リフォームの種類は、次の4つになります。

2-1. 窓の交換

窓の交換は、窓枠からすべて交換するリフォームです。既存の窓を丸ごとすべて撤去し、新しい窓を取り付けます。窓周辺の外壁材や内装をやりかえ、完全に新しくします。最新の窓を取り付けられ、窓の選択肢も豊富です。撤去などの工程もあるため施工費用が掛かるほか、工期も長くなります。しかし、窓自体の価格は比較的安く、すべてが一新されるので見た目や快適さは向上します。

2-2. カバー工法

カバー工法とは、既存のフレームを残したままガラスだけ外し、新しい窓をフレームごと上からかぶせるリフォームです。基本的に室内から施工できることが多いため、高い場所の窓でも足場を組む必要がありません。施工が簡単なので、窓の数が少なければ1日で完了します。費用も比較的リーズナブルですが、既存のフレームに新しいフレームをかぶせるため、窓のサイズが少し小さくなってしまいます。また、窓の選択肢が少なく、窓の価格も他の施工方法よりも割高です。

2-3. 内窓

内窓は、既存の窓は触らずに、その内側に窓を設置します。既存の窓を採寸し、それに合わせて内窓を製作し、取り付けます。事前に作成された内窓を取り付けるだけなので、施工時間はそれほどかかりません。2重窓になるので、防音・遮音性が高くなるほか、エネルギー効率も向上します。ただし、形状によっては内窓が設置できない可能性のあるほか、内窓は新しくても既存の窓や周辺は古いままです。また、窓を開閉する際、開け閉めを2回行わなければならないのも面倒です。

2-4. ガラス交換

ガラス交換は、窓ガラスだけを交換します。既存の窓から窓ガラスを外し、新しいガラスを入れます。もっとも簡単な窓のリフォームで、すぐに完了するのがメリットです。ただし、窓の形状によってガラス交換ができないこともあるほか、できた場合もガラスの種類の寄っては開閉しにくかったり、フレームが歪んだりすることもあります。せっかく機能性の高いガラスに変えても、外壁面やフレームが古いままなので、思うような効果が得られないケースもあるので注意が必要です。

3. まとめ